今回取り上げるのは、俳優としてのみならず、武道家・格闘家、思想家として、死後40年を過ぎても衰えぬ影響力を持つブルース・リー。
と、ここまで読んで、すでにピンと来た人も多いと思いますが、この言葉です。
「Don’t think ,Feel(考えるな、感じろ)」
この台詞が出てくるのは、映画の中での修行シーン。
弟子が繰り出した技を、リーがいとも簡単によけ、教え諭すように発せられます。
この言葉は、格闘技のアドバイスとして聞くと当然のことともいえます。
相手が攻撃を仕掛けてきたとき、頭で考えてからよけているようでは、とても間に合いませんし、攻撃する時も、相手のスキができるのは一瞬。
考えてから技を出しては、有効打にはならないでしょう。
それはやはり、この言葉が多くの人、あらゆる分野において示唆を与えるような、深い精神性を持っているからでしょう。
私は、「Don’t think ,Feel」は、ビジネスについて考えるときも示唆に富んでいると思います。
新しい事業を立ち上げる場合、理屈で「これは成功するはず」と考えていても、心が決まらないと、実際に行動はできません。
あれこれ考えすぎることで行動が遅れてしまい、チャンスを逃してしまうことも多々あります。
私自身のことを考えても、今までうまくいった事件処理やビジネスは、会議で考えて決めたものというより、直観的にひらめいたものが多いようです。
ことビジネスで、考えずに行動するということは、批判の対象ともなりがちですが、ひらめきや直観は、決して軽視すべきではないと思います。
それを補完するのが論理的思考です。
リスクを計算したり、一定のゴールに向けてリソースを配分し、効率的に実現する方法を考えたりといったことが、これにあたります。
しかし、直観やひらめきに際し、自らの態勢が行動に向いていないと、これらの思考は「机上の空論」となってしまうでしょう。
直観はその人が今まで学んだこと、訓練してきたこと、経験してきたこと、すべてが一瞬に反映されるものです。
往々にして、何時間考えるよりも、深く物事の本質をとらえることがあります。
その一瞬で、勝負の大半が決しているといっても過言ではありません。
「Don’t think ,Feel」
の精神で、常に成功へ向けた行動ができるビジネスマンは、まさに理想。
私もまだまだ自信があるとはいえません。
その境地に少しでも近づくため、日々「修行」を積んでいきたいと思っています。
「行動に裏打ちされた現実的な夢追い人であれ」(ブルース・リー)
東京では、週末、絶好のお花見日和でした。
事務所の近くに靖国神社があるのですが、多くの花見客で賑わっていました。
出店も多く出ていて、繁盛したでしょうね。
日本人は桜が好きなのですね。
残念ながら、私はまだ桜を見たりして「いいな~」とか、感じられません。
感性が低いのでしょうか。
もう少し歳を取ったら、桜の良さがわかるかな?
でも、引退するまでは、仕事に没頭したいと思います。
(*・`д・)ガンバルッス!!
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!
では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。