私は大学時代、体育会の器械体操部に所属していました。
体操は、昨年のリオ・オリンピックでも日本人選手が大活躍しましたので、最近興味を持ったという方も多いでしょう。
ところで、体操競技をみていて、このような疑問を持ったことはありませんか。
体操の技は、次々に高度なものが開発されています。
技のレベルは、見るからにどんどん上がっており、少し昔のオリンピック等の映像を見ると、現在よりずいぶん簡単な技しかしていないように見えます。
現在と昔の競技レベルが大きく異なるということは、ほかのスポーツにもあることですが、体操は特に見た目に顕著です。
昔の選手よりも今の選手が優れているからなのでしょうか。
いうまでもないことですが、いつの時代もオリンピックに出る人、ましてやメダルを獲る人はトップ中のトップ。
常人とは比べ物にならないレベルにいる人たちです。
トレーニング方法などは確かに向上しているといえますが、今の人よりも昔の人が劣っているわけではありません。
では、なぜ今の人が、昔は考えられなかった難易度が高い技ができるかというと、すでにその技を成功させた人がいて、その技が「できる」と証明されているからです。
難しい技も、だれかが成功させ、ほかの人が模倣する過程でノウハウが蓄積します。
どこで踏切って、どう体重移動するかなど、方法論ができあがります。
できるという確信がある場合と、できるできないに疑いがある場合とでは難易度は雲泥の差。
もし、昔のトップクラスの選手が、今の高難度の技のやり方を覚え、時間をかけて練習すれば、成功させることはできるはずです。
また、今後も、今の人が見ると信じられないような技が、次々に開発されるはずです。
そう考えると改めて感じるのが、はじめて技を成功させた人のすごさです。
そこには身体能力だけではない、一種の天才、創造性があります。
だからこそ、技を開発した人は、今はそれが高校生でもできる技であっても、ずっと尊敬され続けるのです。
思うに、新技を開発した人もまた、周りから見ると不可能と思える技であっても「できる」という確信があったからこそできたのだと思います。
体力や技術があるのは当然ですが、この思いの強さが才能の一つなのでしょう。
すでにノウハウになっている仕事を成功させるのも簡単なことではありませんが、大きな成功をする人、市場を変えるイノベーションを起こすビジネスを創造する人は、「できる」という思いの強い人。
それが、自分の可能性に疑いを持ち、行動をためらってしまう人との、圧倒的な差となるのではないでしょうか。
私たちは新しい技を開発できるわけではないし、ビジネスで大成功をおさめるわけでもありません。
しかし、日々の小さなこと、小さな目標であっても、「できるかな?」などと思わず、
「必ずできる!では、できるためには、どうすればいいか?」
と自問自答し、少しずつ成功体験を積み重ねていくことが大切なのではないか、と思います。
「強い人が勝つとは限らない。すばらしい人が勝つとも限らない。『私はできる』と考えている人が結局は勝つのだ」
(ナポレオン・ヒル)
iPhoneの音声入力が優れものだと気づきました。
文章をさくさく書くことができます。
ビジネス書作家にとっては、利用しない手はありません。
執筆スピードがかなり上がることになるでしょう。
まだメルマガはパソコン入力ですが、そのうち音声入力で書くようになるかもしれません。
でも、さすがに裁判書類は、まだまだパソコン入力です。
(*・`д・)ガンバルッス!!
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!
では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。