皆様の中には、資格試験にチャレンジしようと、毎日の勉強をされている方がいると思います。
効率的な勉強法を探し、「〇〇か月で受かる」といった書籍を何冊も読むうち、よけいに勉強の進め方に迷ってしまう例もあると思います。
試験には個別性があるので一概には言えませんが、多くの試験で必要となるのが、記憶。
最低限覚えなくてはならない事項は必ずあり、そこからは逃げられません。
そこで最も大切なのは、言うまでもないことですが、「やる気」です。
集中力を途切れさせることなく、 長い時間をかけて覚えれば、最後は合格できるものです。
そして、それに加えて必要なことが「分析」と「決断」です。
まず、その試験に合格するために、過去問、教科書等々、何を覚えなくてはならないのか、過去の試験の傾向などを分析します。
私が司法試験に合格した時は、合格率は2%でした。
当時も、様々な勉強法の情報が飛び交っていました。
流行していたのは、予備校のテキストだったり、自分で作るノートを憶える、という方法でした。
しかし、私は分析の結果、法律の基本書をまるまる覚えればよい、と判断しました。
そして、基本書を頭から通読し、読み終わったら同じ基本書の初めに戻ることを徹底的に繰り返す勉強法を採用することを決断しました。
記憶と忘却の関連を示す「忘却曲線」では、記憶はインプットした直後に急激に落ち、そのあとは緩やかな忘却をたどります。
インプット直後にもう一度リマインドを行わなければ記憶は定着しません。
しかし、基本書は分厚いものですので、通読には時間がかかります。
一冊読み終わると、最初の方に書いてあるものはほとんど忘れています。
これに対応する最善の方法は、基本書を1日で読むことです。
法律の基本書は難しいので、最初に読む時は、1日中勉強しても、1冊読み切るのに1ヶ月近くかかってしまいます。
しかし、本は何度か読んで理解を増すと、読むスピードを早くすることができます。
何回も読み、スピードアップしていけば、1日で1冊まるまる読み切ることができるのではないか、と考えました。
基本書すべてで、その状態まで持っていければ、理論的には、試験の前日に全範囲を復習できることになります。
そうなると、基本書がまるごと頭に入っていることになりますから、試験会場に基本書を持ち込んで試験を受けるのと同じことなります。
そうであれば、合格するのは当然である、という考え方です。
その確信をもとに、不安な時期はありながらも、この方法を曲げなかったことで、最終的に合格につなげることができました。
資格試験には予備校を利用することが多いですが、予備校では、この「分析」の部分をほかの人に任せることになります。
私は自分で考えたいタイプなので、そういうやり方は向かないと考えていましたが、これも一つの方法として、ありだと思います。
勉強していると、「この勉強法は本当にベストなのか?」と不安になり、他の勉強法に魅力を感じることが多々あります。
そして、いろいろな勉強法を渡り歩き、結局は何も身につかない、という人を多く見てきました。
これを防ぐには、自分の勉強法を信じるより他にありません。
私は、「自分で分析して、自分で決めた勉強法だから」というのが最も信じられる勉強法だと考えました。
予備校を利用している人の場合は、「受験のプロで合格者を多数輩出しているこの予備校が分析して作り上げた勉強法だから」と信じることになるでしょう。
要は、自分が信じ切れるものは何か、を探すことが重要だということです。
そして、一度「決断」をしたら、他の選択肢を排除することも必要だと思います。
これは、試験勉強に限らず、あらゆる決断でも必要なことですね。
梅雨もあけて、いよいよ暑くなってきましたね。
熱中症でなくなる高齢者も増えています。
年齢を重ねてくると、健康に何がよいか、身をもって感じるようになります。
やはり、
・栄養
・睡眠
・運動
これですね。
この3つをバランスよくとることが健康にとって不可欠です。
栄養、睡眠、運動をしっかりとって、この激暑の夏を乗り切りましょう!
法律相談は、こちらから。
http://www.bengoshi-sos.com/about/0903/
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!
では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。