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質問すれば、真意を聞ける

2017年10月10日

先日、就職雑誌から取材を受けました。
就職雑誌の取材は初めてですね。

弁護士には縁がなさそうな印象だと思います。

取材内容は、質問力についてです。

就職にあたって、どのような質問をすれば良いか、ということを聞きたかったようです。

その中の一つが、OB・OG訪問の時、会社に対する不満を聞き出すには、どうしたらよいか、というものです。

「会社に対する不満はありますか?」などと聞いても、OB・OGも、素直に自分の会社の不満を話してくれるとは限りません。
自分が所属するクラブ、サークル、学校などについての不満も、ストレートに聞いて答えてくれるとは限りません。

営業社員が、取引先に対して、「当社に対する不満は、ありますか?」と聞いても、答えてくれない人が多いでしょう。
そんな時は、どうするか?

相手が答えやすくしてあげることです。

不満を言いにくいのは、悪口を言っているような気がするからです。

そうであれば、悪口ではなく、良いことを言っているように質問を変換すればいいわけす。

会社に対する不満を聞きたかったら、たとえば、次のように質問します。

「もし、先輩が、会社の社長だったら、今の会社のどこを変えたいと思いますか?」
そうすれば、会社の中で変えたい、という部分が出てきます。
それが、今、不満に感じていることです。

「もっと若い社員でも、どんどん新しい提案ができるような組織にしていった方がいいと思う」
という発言が出てきたら、今はそうではない、ということです。

悪口ではなく、良いことを言っているので、言いやすいのですね。
取引先に対して、自社に対する不満を言ってもらいたければ、「どこを改善すれば、もっとご満足いただけるでしょうか?」
と質問することです。

相手は良かれと思って答えてくれるでしょう。

このように、目的に応じ、相手が答えやすいように変換して質問することが大切です。

自分が聞きたいことをズバリ聞いても、相手は、相手の都合によって答えるものです。
質問一つとっても、相手の立場に立つ、ということが大切ですね。

【編集後記】

金子宏先生の「租税法」という本を読了。
約1000頁の大書です。

毎年税制改正があるので、毎年改訂されています。
そのため、加筆が重なり少々読みづらいです。

しかし、租税における重要な内容が網羅されているので、租税法の基礎を学ぶには優れた基本書だと思います。

これから税法の勉強を、という方は、コンパクトな本を選んで、基本的な考え方を頭に入れることから始めるのがいいでしょう。

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!

では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。

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