銚子労働基準監督署は、魚の加工用機械を停止しないまま内部を掃除させ、従業員の男性(46)に重傷を負わせたとして、千葉県旭市の水産加工会社と社長(64)を千葉地検八日市場支部に書類送検したと発表した。
調べに対し、社長は容疑を認めているという。
事故が起きたのは、2018年3月9日。
サバの内臓を取り出す機械を停止しないまま、男性従業員に機械内部を掃除させたところ、歯車に右腕が巻き込まれ、男性は右手首を切断した。
労働者の安全と衛生についての基準を定める「労働安全衛生法」に基づき厚生労働省が定めた「労働安全衛生規則」では、機械やその刃部の掃除をする際は運転を停止するよう規定している。
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