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交通事故の被害に遭ったら

2016年08月24日

交通事故

今回は、交通事故の被害に遭った時のことをお話します。

交通事故の被害に遭うと、加害者が任意保険に入っている場合には、保険会社が出てきて、治療費や休業補償などを払ってくれます。

そして、怪我の場合は治療が終了して後遺障害等級が認定された後、死亡事故の場合は49日が終わった後、慰謝料などの示談交渉が始まります。

「示談交渉」というくらいですが、保険会社が始めに提示してくる金額では交渉がまとまらないことが多い、ということですね。

つまり、「低い金額を提示してくる」ということを意味しています。

一流企業の保険会社が、実は適正な金額を提示してくることが少ない、ということをご存じでしょうか?

これは、私の事務所が、毎年1000件以上の交通事故の被害者からのご相談を受けている中でわかったことです。

なぜ、このようなことになるのか?

その秘密は、交通事故における3つの基準にあります。
3つの基準というのは、

・自賠責基準
・任意保険基準
・裁判基準

の3つです。

自賠責基準というのは、強制保険である自賠責保険から支払われるお金の基準のことです。

任意保険基準というのは、各任意保険会社が、「今回、これが限界です」という基準のことです。
事案によって異なります。

裁判基準というのは、これまでの裁判の積み重ねによって決まってきた、裁判をすると、だいたいこのくらいの金額になる、という基準のことです。

金額の大きさは、大きい方から、
裁判基準>任意保険基準>自賠責基準
という順になります。

つまり、任意保険会社は、適正な基準である裁判基準と、法律で当然に支払われる自賠責基準の間の金額を提示してくる、とういことです。

裁判をすると、本来受け取れる裁判基準による金額を受け取ることができます。
しかし、保険会社は、適正な金額を提示してこないことが多いです。

なぜ、保険会社、正当な金額を払ってくれないのでしょうか?

もちろん、たまには正当な金額が提示されることがありますが、私たちが相談を受ける多くは、低い金額が提示されています。

そこで、弁護士が交渉したり、裁判をしたり、ということになるわけです。
なぜ、保険会社は、正当な金額を払ってくれないのでしょうか?

秘密は、保険会社の収支にあります。
保険会社の主な収入は保険料です。

支出は普通の会社のように各種経費があります。
大きな支出として、交通事故による損害賠償金の支払があります。

一つの事故で多い時には、1億円以上の支払いをしなければなりません。
この損害賠償金の支払が増えると、保険料が上がります。

しかし、保険料が上がると、他の保険会社に契約を取られてしまいますので、なるべく保険料は上げたくありません。

そこで、保険料を上げずに利益を増やすには、被害者に支払う損害賠償金の支払を減らすことになったのです。

そうすれば、保険会社は利益が増えます。
普通に考えれば、当然のことですよね。

そのために、保険会社は、本来支払うべき金額より低い金額を提示してくるのです。
知らないで示談をすると、損をします。

保険会社から示談金を提示された時は、必ず弁護士に確認するようにしましょう。

もっと詳しく知りたい人は、こちらまで。
http://www.jikosos.net/basic/basic6/bengoshi

【編集後記】

コンビニで売っている「サラダチキン」は、よく開発したと思います。
味がおいしいし、カロリーがわずか100キロカロリー前後です。

カロリー過多で炭水化物を摂りたくない時は、野菜サラダとサラダチキンを食べればOKです。

仕事中のランチで食べたい人もいるでしょうから、もっと食べやすくする工夫があれば、また、売れるでしょう。

いつの時代も、工夫次第で、色々できるものです。
私も工夫を怠らないようにしたいと思います。
(*・`д・)ガンバルッス!!

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!

では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。

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