マインド 誰を説得する? 電気メーカーに勤める金子さんは、就業時間終了まであと少し、というところで、上司から残業を頼まれました。 聞くと、大切な取引先に明日持って行きたい資料の作成ということです。 「明日の朝じゃダメでしょうか?」 「今日中に内容を固めておきたいんだ。頼むよ」 その資料を作成しないと、取引先との関係も悪化してしそうな雰囲気。 頑...
マインド ある国の国税庁が使った心理法則 どこに国でも、税金を滞納する人がいます。 各国の国税庁は、どうやって税金を回収するか、に苦心しています。 ある国の国税庁も、その例に漏れません。 税金を滞納している人には督促状を送るのですが、ある年には、督促状を送ったところ、約57%の人が税金を払ったといいます。 次の年、国税庁は、心理学の成果を取り入れて、ある文言を...
マインド 無力感からの脱出 精神生物学者のカート・リクター博士の実験を紹介します。 博士は、数十匹のラットをガラス瓶に1匹ずつ入れて、水で満たしました。 そのうち、ラットは溺れてしまいます。 ラットはせいぜい60時間泳ぎ続けるのがやっとだったそうです。 その後、博士は、ラットに教育を施しました。 ラットを瓶に入れ、数分間水噴射を浴びせた後で逃がす...
マインド 動きで怒りを制御する方法 今回は、怒りのコントロールについてです。 怒りを感じた時、怒りを発散するため、サンドバッグを叩いたり、思いっきり怒鳴ってみたり、という方法は有効でしょうか。 感情を外に出して発散することは、なんとなく感情を鎮めるのに有効と思えます。 1990年代、アイオワ州立大学の心理学者、ブラッド・ブッシュマンは、怒りに関する実験を...
マインド スターバックスは諦めない? 世界的なコーヒーショップのスターバックスのCEOだったハワード・シュルツ氏。 同氏は、1982年に同社に入社しました。 当時は4店舗であった同社を、1987年に買収し、店舗数は2万店舗を超える規模にまで成長させました。 彼は、スターバックス社を買収する前に、「イル・ジョルナーレ」というコーヒーショップ店を開業したのです...
マインド なりたい自分になるには? ビジネスの世界でよく使われる格言に「立場が人を作る」という言葉があります。 たとえば、こんなケースです。 今までは若干頼りないところがあった人が、平社員から課長になったことで、急に立派な言動をするように。 課長としての仕事を確実にこなすだけではなく、立ち居振る舞いまでが、チームリーダーにふさわしいものに変わり、自然に部...
マインド 目標設定における期限 仕事などで、目標を立てるとき、数値など明確な指標により設定することのほかに、「○年で」「○歳までに」といった年限を切ることが勧められます。 これはなぜなのでしょうか。 例えば、「年収1000万円を目指す」と目標を立てるとします。 年収は、数値が入った明確な目標といえます。 しかし、この目標を、たとえば「40歳まで」とい...
マインド 自分をコントロールするいい質問とは 私は昨年出版した『「いい質問」が人を動かす』をはじめ、書籍等で、交渉や上司や同僚との関係、あるいは私生活など、あらゆる局面で、「適切な質問をすること」の大切さを繰り返し語っています。 本でも何度も取り上げましたが、質問には、「相手に考えることを促す」という効能があります。 質問をされると、答えなければならないという拘束...
マインド 本を繰り返し読むと・・ ビジネスに限らず、人生において、良い本を読むことの重要性については、語り尽くされている感があります。 そして、良書は一度読むだけではなく、繰り返し読むことが大切だという言葉もよく聞きます。 読書が好きな方は、折に触れて読み返し、読むたびに気づきや発見がある、という本が何冊かあるのではないでしょうか。 私も何度も読み返す...
マインド 頭の中で何が起こっているか ある時、地方のホテルに泊まった際、こんなことがありました。 最近、私はトレーニングをすることが習慣になっています。 そのホテルには備え付けのフィットネスジムがありましたので、利用しようと考えました。 しかし、そのホテルは小さなホテルで、ジムは解放されておらず、ジムのドアには、鍵がかかっていました。 従業員に開けてくれる...