私は最近、自宅で、平均週6回の筋トレが習慣になっています。

久しぶりのトレーニングだったので、ちゃんと続くか不安はありましたが、何とか2年程度、続けることができています。

しかし、トレーニングの前に「今日はやりたくないな」「1日くらい休んでも、明日やればいいか」という気持ちになったことも一度や二度ではありません。

この「1日くらい」は、悪魔のささやきです。

読者の皆さんも、トレーニングにしろ勉強にしろ、この気のゆるみから、なし崩し的に「やらない期間」が伸び、いつしか「やらなければ」という気持ちすら消え、挫折してしまった経験がある方が多いのではないでしょうか。

継続することの最も難しいのは、いつもの行為を始める、いわば「0」から「1」に進むときの心理的ハードルにあります。

いったん重い腰を上げ、動作を始めると、その後は慣性の法則のようなものが働いて、最後までこなすことができるものです。

勉強でも、仕事でも、同じですよね。

私は、トレーニングを継続するため、この人間の「弱さ」を前提として、ある方法を実行しています。

それは、始める際の心理的ハードルを限りなく低くするための、何気なくできる、全くきつくない最初の動作を決めることです。

私のトレーニングでは、ストレッチがその動作にあたります。

ストレッチなら楽に、むしろ気持ちよくできますので、軽い気持ちで始められます。

しかも、とても簡単にできる手首のストレッチです。

そこから順番どおり行っていきます。

とりあえず、手首を曲げてしまう、という簡単な行為を始めることが大切です。

余談ですが、最近のトレーニング理論では、筋トレにおいてストレッチを行うと効果が薄れてしまうという説もあるそうですが、私にとっては、筋トレで最大効果を上げることより、「継続」の方の優先順位が高いので、ストレッチは私にとって重要な意味を持っています。

しかし、その手首を曲げる、ということすら面倒な日もあります。

そこで、ストレッチを始めるとき、決まった音楽を流すようにしています(ベタですが「ロッキー」のサントラです)。

まず、音楽を流してしまいます。

そうすると、「やらないと」という気持ちになるよう習慣付けているのです。

そして、ある決まった曲が始まるまでにストレッチを終え、軽いウエイトでウォームアップを開始します。

決まった曲が始まると、「あっ、ウォームアップの時間だ」と、強制的に筋トレを開始するよう習慣付けているのです。

ここまでくると、もう後へは引けません。

まるで「パブロフの犬」のように、体が勝手に、最後までトレーニングをやりとげる体勢になるのです。

思い出してみると、私は司法試験の勉強も同じような方法で行っていました。

勉強も、毎日分厚い本を開き、読み始める際にハードルがあります。

気持ちが乗らず「ちょっとテレビをみよう」とか、「漫画を読もう」とか、ずるずると無駄な時間を過ごしてしまうものです。

そこで私は、夜寝る際に、片付けず、その日に勉強が進んだところで、本を開いたまま寝るという方法を考えました。

また、ノートも途中まで取った状態で開いておき、筆記用具も机の上に置いておきます。

そうすると、次の日、机に座るだけで勉強を始める体勢となり、ハードルが下がります。

また、起きる時間に勉強のテープをセットしておき、起きた瞬間から、すでに勉強を始めている、という精神状態を作るようにしました。

人間はそもそも意志が弱いもの。

しかし、それと同時に、習慣化した動作は、いったんやり始めれば、最後までやり遂げられる強さも持っています。

皆さんも、「今回こそは挫折したくない」という行動があるのなら、「0から1」への低いハードルを意識的に設定してみてください。

「人は繰り返し行うことの集大成である。 だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ」
(アリストテレス)

【編集後記】

朝の水がとても貴重です。

たいていは水が飲める環境にあるので、不都合はないのですが、午前中外出していたりすると、喉がカラカラになることがあります。

朝水を飲んでいてもです。
朝起きた時には、かなりの水分が不足している、ということだと思います。

多少無理にでも、水を飲んでおいた方が良いのかもしれません。

とにかく、仕事に支障がないようにしよう。
(*・`д・)ガンバルッス!!

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!

では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。

関連キーワード
心構えの関連記事
  • 交渉におけるクロスカウンター?
  • 質問すれば、真意を聞ける
  • 上司は仕事を減らそう
  • ニュースの読み方
  • 我慢が忍耐力を低下させる
  • ウサギとカメの真実
おすすめの記事
交渉におけるクロスカウンター?
心構え
子供のころ、ボクシングマンガ「あしたのジョー」を夢中で観ていました。 主人公の「矢吹丈」が得意としていたのが、「クロスカウンター」というテク...
思い切り泣いていますか?
その他
「泣きながらパンを食べたことのない者、 夜な夜な涙で枕をぬらしたことのない者には、 人生の本当の味はわからない」 ゲーテ『ヴィルヘルム・マイ...
心理を誘導する方法
交渉
雑誌プレジデントの2017年3月20号のタイトルは、「つまらない事ばかり、なぜ考えるか?」というものでした。 なぜか、わかりますか? 興味を...
生まれてきたことを肯定する
人間関係
満男「人間は何のために生きてんのかな」 寅 「難しいこと聞くな、お前は。 ・・・何と言うかな、あー生まれてきてよかった。    そう思うこと...
才能と努力はどちらが?
心構え
人には誰でも「資質」や「適性」というものがあります。 たとえば、プロのアスリートに、小さいころ運動が苦手だったという人はほとんどいません。 ...
わずかなものでも全体を活性化する
人間関係
「この世では、大きいことはできません。  小さなことを、大きな愛でするだけです。」  マザー・テレサ ある外国人がはじめてニギリ寿司を食べた...
宮本武蔵は試合をしない?
心構え
今回のメルマガで取り上げるのは、剣豪、宮本武蔵のエピソードとして読んだことがあるものです。 ある日、武蔵の元に、兵法の修行者と称する男が面談...
●●は質問が7割!?
交渉
皆さんは「交渉に強い人」と聞いて、どのようなタイプの人を想像しますか? 多くの人が考えるのは、交渉の場面で、押して、押して、押しまくり、自分...