ビジネスにおいて、人間関係が円滑であることは言うまでもなく重要。

一緒に仕事をする人が、仲が良いに越したことはありません。
しかし反対に、まったく気が合わない人同士がビジネス上で良好なパートナーになることもあります。

弁護士として、様々な企業、特に紛争が発生した組織をみることが多いのですが、

問題がこじれることが意外と多いのが、友人など仲の良い人と始めた会社です。

たとえば、ベンチャーは、学生時代の友人など、親しい人と始めることが多くあります。
ITベンチャーでは、遊びで作っていたソフトウェアや自作したハードをもとにした製品がビジネス化していくことも多くあります。

しかし、そのような会社で、最初はメンバーが一致団結していたものの、ふとしたきっかけで亀裂が入り、修復不可能になる事例は枚挙にいとまがありません。

仲が良ければよいほど、状況が変わり、問題が発生すると、もろい所があるのです。

ここで問題となるのは、友人関係とビジネスの関係の決定的な差です。
友人関係は好き嫌い、つまり感情の世界であり、ビジネスは理性の世界。
この2つはまったく異なります。

遊びの延長線で仕事ができているときは差が顕在化しません。

しかし、たとえば事業が軌道に乗り、資産が増えてきたときに、株式の持ち分を適当に決めていたことが原因で、紛争が発生することがあります。

また、事業は一般的に失敗することの方が多いものです。
会社が経営危機に陥ったときにも、負債などの責任問題でももめることも多々あります。

感情で結びついている関係では、相手に対する「こうしてくれるだろう」という期待、甘えがあります。
問題が発生すると、その期待は簡単に裏切られ、期待があるからこそ、感情も高まります。

はじめから仲がそれほど良くないビジネス上の関係であれば、相手をある意味で疑ってかかりますので、初めからきちっと取り決めをしていて、いざというとき、むしろうまくいくことも多いというケースがあります。

では、仲が良い人と仕事をする時には、何を注意すればよいのでしょうか。

ここで大切なのが「取り決め」

成功した時、失敗した時など、将来の問題をどう処理するか、発生する前にしっかり決めておくことです。

言葉にすると当たり前のようですが、誰かが意志をもって行わなければ、友達同士でそのような話し合いを事前に行うのは難しいもの
です。

私は弁護士として、その部分の意識が甘い会社については、厳しめに忠告することにしています。
これは、起業するときに限らず、仲が良い人と仕事をする時すべてにいえます。

友人関係とビジネス関係、感情の世界とビジネスの世界の違いをメンバー全員が意識し、いざというときのルールを事前に決めておくことです。

それがあるからこそ、意思疎通やモチベーションの面での、仲の良い人と仕事をすることのメリットが、最大限に活かせるのだと思い
ます。

「”感情”と”規律”は本質的に違うものだ」
(ゴルゴ13)

さて、好評の2冊。
雑談が苦手な人のために。

「雑談の戦略」(大和書房)
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すでに7万部!
人を動かすのは、命令より質問です。

「『いい質問』が人を動かす」(文響社)
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【編集後記】

企業の研修依頼が増えてきたことは書いたと思いますが、研修を通し、「質問力」を広めていきたいと思います。
なぜなら、質問の仕方を工夫することで、人間関係がよくなり、相手に影響力を及ぼすことができると信じているためです。

つまり、自分の人生をコントロールできる幅が広がり、幸せに近づけると信じているためです。
なぜ、そんなことが可能なのか?

まだ読んでいない人は、ぜひ、読んでみてください。
現在、7万部です。

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今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!

では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。

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