メール

「交渉」という言葉から、どのような光景を思い浮かべますか?

多くの方が考えるのは、会議室や応接室で、相手と面と向かって話し合いをしている光景でしょう。

しかし、実際は、交渉を面談の他、細かいことはメールや電話で協議することも多いものです。

今回は、このメールでの交渉はどのように使うべきかを考えてみたいと思います。

メールでの交渉を検討する際、まず考えなくてはならないのが、その交渉が「感情」を伴う交渉なのか、ということです。

事務レベルの話であればメールで問題はありませんが、怒りなどの感情の揺れを伴う交渉は、メールは不向きです。

たとえば、メールをやり取りしている途中に、何かのきっかけで、相手から怒りを伴う文面、不信感を示すような文言を受け取った場合は、すぐに電話に切り替えたり、面談を依頼したりといった方法をとる必要があります。

メールの文章は直接的、攻撃的な印象を与えることが多いため、このタイミングを逃すと、感情がこじれてしまう危険が高くなります。

感情の変化がない事務的な交渉は、メール・面談どちらでもいいということになります。
手間を考えるとメールで済ましてしまいたくなるでしょう。

しかし、メールで交渉を行うことにはメリット・デメリットがあることも知っておきたいところです。

メールでの交渉の大きな特徴は、2つあります。

ひとつは、「返信するまでに時間を置くことができる」こと

もうひとつは「相手の反応が見えない」ことです

こちらからの提案や依頼について、どう回答するか、時間をかけて検討されたくない場合、あるいは、こちらの提案に対して相手がどのように反応するかを見て、新たな提案をしたい、といった場合は、メールでの交渉は向きません。

こちらから送る場合だけではなく、相手からメールが来た時も要注意です。

メールで意思を確認された場合、相手方には、こちらからの返信の内容をみてから、時間をかけて次の展開を考える思惑があることが考えられます。

たとえ、相手がメールでの返信を希望していても、折り返しを電話で行ったり、「その点は、重要なことですので面談で話し合いましょう」と提案したりしたほうが良い結果が得られることがあります。

交渉は、よくボールのやり取りに例えられますが、自分がボールを投げるターンでは、その都度、メール、電話、対面と、どの手段によるのが有利になるのかを考えつつ、切り替えを検討することが重要なのです。

交渉を面談で行うか、電話で行うか、メールで行うか、それ自体も交渉の駆け引きの中に含まれている、ということですね。

【編集後記】

今年のシルバーウィークは、5連休。
長かったですね。

連休前には、読みたい本などを積み上げたり、執筆する分量を予想したりして楽しみにしているのですが、いざ終わってみると、半分もできていないことがあります。

連休前は、「本一冊くらい書けるのではないか」と思っているのですが、そんなに甘くないですね。

連休に頼らず、日々精進することが大切だと思いました。
(*・`д・)ガンバルッス!!

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今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!

では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。

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