コーチ

資格取得、英語の習得、あるいはダイエット、筋トレ等々、人は様々な目標を持ち、そのための行動を始めます。

そして、その多くは挫折します。
この理由は、はっきり言ってしまえば、自分が怠惰で、意志が弱いからです。

意志が強く勤勉であれば、最後までやり遂げることができるはずです。
しかし、人間は本来的に弱い存在でもあります。

最初にやると決めたときは、強い志があります。
「自分ならできる」という自信にあふれ、目標を達成した時のイメージも明確にあります。

しかし、次第に「本当にできるのか」という不安が頭をもたげます。

モチベーションは低下していき、「今日はやめて、明日やろう」といった具合に決めていた行動をやめ、いつのまにか全くやらなくなります。

「今日は残業だから、無理だ。仕方ない」などと自分に言い訳を始めてしまいます。

では、このように心が弱くなることがありながらも、行動を続け、目標を達成するケースとして、どのようなものが考えられるでしょうか。

大きな効果を持つのが、信頼・尊敬している人から行動を促され続けること。

気持ちが弱くなったタイミングで注意されることで、気を引き締めることができます。

たとえばスポーツのコーチです。

コーチは選手の気持ちが弱くなっていると気づいた時
「お前は強いんだ!」
「勝つために今まで努力してきたんだろう」
と鼓舞します。

選手に目標を再確認させ、自信を回復させているのです。

私たちが行動できないこと、目標を達成できないことの大きな要因は、決意の多くが自分一人で行われるため、このコーチ役がいないことだといえそうです。

ここで提案したいことは「自分の中にコーチを持つこと」です。

私は司法試験の受験勉強をしていた時期、自分を元気づけるための「テープ」を作っていました。

今は音声も電子データですが、当時はウォークマンのカセットテープです。

そのテープには、自分の肉声で
「なぜ自分は試験に受かりたいのか」
「合格したらバラ色の人生が待っている」
といった初心、そして合格した時の気持ちになって「うれしい、やった」といった喜びの言葉が、音楽が一緒に吹き込まれていて、これを折に触れて聴いていました
(このテープを落として他人に聴かれると、ものすごく恥ずかしいですが)。

似たような効果を持つ手法として、セミナーやカウンセリングで行う「自己催眠」「自律訓練法」といったものがあります。

しかし、経験上、そのようなことを実践するためには、しかるべき場所に行き、手順を踏まなくてはならず、それ自体に意志の強さが必要です。

私の場合、不安になったり、怠惰な気持ちになったりしたとき、そのテープを取り出し、受け身の姿勢で聴くようにしていました。

これなら意志が弱くてもできるからです。
自分で自分にコーチをしていたわけですね。

何か新しいことを始めるときは、自分が弱い存在であることを前提に、今までなぜ挫折してきたのか、心が弱くなる時はどういう時なのかを客観視し、その部分に手当てする「自己コーチ」法をあらかじめ考えておくとよいでしょう。

「自分への疑いがなくなれば、それが自信になる」(マイケル・チャン)

【編集後記】

昨日は、部下の弁護士の披露宴に出席してきました。
主賓挨拶です。

最近、披露宴に呼ばれると、主賓席が多いです。
そんな歳になったのか~。

でも、食べて飲んでるだけの方が、やっぱり気楽でいいですね!
(^_^)

法律相談は、こちらから。
http://www.bengoshi-sos.com/about/0903/

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
そして、また次回もぜひ読んでください!

では、あなたに健康と幸せが訪れますように祈っています。

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